2006年09月26日
平成人の忘れ物

五木寛之
にっぽん文明研究所の招待で昨日に東京で行われた五木寛之先生の
講演に参加させてもらいました。
200人以上の会場でさしぶりに「いい話」を聞いて感動しました。
テーマは「平成人の忘れ物」だった。何を忘れた?
素晴らしいお話を単純化にすることは恐縮だが結局は現代人は楽しいことばかり
に注意を払って、深い感情である悲しみとか絶望とか孤独とかを避けすぎて、
バランスがとても悪いと云うことです。いわゆる「マイナス」の感情の大切さを忘れた!
いつかはどんなに積極的な人間であってもなんとなくダウンして、理解できないほど
暗い気持ちになる。それが当たり前のことだと昔の人間が分かったが、
今の憲法では人間の気持ちは常にアップであるようい保証してくれる「権利」を我々
に与えるじゃないですか。
民衆主義の間違えかも知れませんね。ダウンすると自殺する。
うつ病的になると「おかしい」と思われるから、病気扱いですね。つまり僕が理解
したかぎり、五木寛之先生は「慈悲」の意味について説明してくれたのだ。
聞いてよかった!
Posted by エハン at 10:16
│芸術と意識