2011年05月05日

天使修行開始



ネブプロジェクトは日本語で出来た!

J.C.ガブリエルの 『ネブ プロジェクト』



私の、東北関東大震災の被災地支援活動に大活躍した4tトラック(愛称“ネブ”)を、今後も継続して活用できるよう、購入して下さるスポンサーを探しています(「ネブ プロジェクト」)。東京での私の講演会を企画運営してくれたPPPのみなさんとは、すでに連絡をとりあっていますが、私の考えを簡単にお伝えしたいと思います!

カナダのネルソンを出発し、柳川から女川まで日本を縦断した、私の震災支援の旅は、目的までの過程を楽しみ、“天使たち”を信頼する、と決めたなら、何でもなしえるということの偉大な発見でした。私自身これまで気づいていなかった内なる力を発見しました。目の前に広がる破壊の光景と、住む家がないことが、その力を引き出したのです。

今回の地震と津波の被害による悲惨な状況は、何年も続くでしょう。女川町役場の土井さんは、周囲の慰めや同情も薄くなっていき、被災後3ヶ月くらいからが、本当の戦いでしょう、とおっしゃっていました。トラックによる支援物資の供給もいつまで続くか――長期での支援が必要です。

そこで、私の提案は、以下のようなことです。

ネブは、被災地支援用のトラックとして、さらに、様々な商業活動のために使えるでしょう。その活動が、アンドリュー・ハーベイが提唱している「聖なる行動(Sacred Activism)」と呼ばれるもののモデル創りとなることを期待します。また、それは、支援を受ける側と、与える側の双方に、等しく有効な活動であらねばなりません。

具体的には、私が使ったトラックを、スポンサーとなる誰かに購入してもらう。車体に、はっきりとロゴなどを描き、使わない間は、支援活動用のトラックとしてレンタルする。

私は、特に、女川町とその周囲の地域への支援のために、このトラックを使いたいと考えています。その活動は、つまり、人々が必要としているものを探し、調達し、届けること。

また、今回の支援旅と同様、女川町までの道乗りのなかで、私は講演をしながら、必要な資金を得る必要があります。ただお金を集めるのではなく、そうやって義援金を募るのです。トラックは、私の行動とトラック自身の活動を知らしめるための、「動く宣伝」となります。どのような運動でも、そうやって、活動が一般に知られるということは、とてもとても重要なことなのです!

被災地での活用法は、トラックを、劇場、スタジオ、床屋、レストラン、セラピーなど、住民の人たちが望むことに何でも使えます。まったくただでやるのは、かえって被災者にとって受け入れがたいもので、トラックでの活動は、利益を生むことができます。たとえば100円での首マッサージなど!被災者の方たちが新しい知識を習得し、それでお金を稼ぐことができるように、その教室としてトラックを使うこともできます。すでに、義援金や善意のお金は相当届けられており、彼らに必要なのは新しい生活なのです。

「独立個人」ということが、これらの活動のすべての私のモデルです。つまり、一人一人が、再生と自己改革に必要なすべての力を備えもっているのです。ただ、そのためには情熱が必要です。私は、人々にその情熱を見出す手助けをしたいのです。この、真の希望のキャラバン、復興のためのキャラバン隊に加わり、ボランティアとして働く多くの人たちと共に!

実際のところ、私の活動を、自分の宣伝のため、注目を得るためだ、と批難する人もいます。私は、ボランティアとは、「白馬の騎士」であるべきだと思っている誤った認識の人たちがいることに、むしろ驚いています。情熱を持ち、広く宣伝し、かつ利益をあげることがなぜいけないでしょう?すべての理念は、それを真っ先にやる人が必要です。だから私は、自ら進んで、次に続くであろうモデルを創ろうとしているだけなのです。そうすれば、他にも、スポンサーとなってトラックを活用し、彼らのやり方で、必要な財を創造し、かつ届けるという、本当の馬車馬となることが簡単になるでしょう。

私はすでに、10%の頭金25万円でネブを担保に入れ、残りの90%を払ってくれるスポンサーを探しています。所有権ということでいうと、家も車も何の資産も所有していません。

このトラックの所有者は、私のビジョンを共有し、残りを支払ってくれる方です。そしてそのスポンサーとなる方、私と同行してくれるドライバー、もてなす人、総合的なオーガナイザー等のすべての人が、トラックでの時間を共有します。スポンサーとなる方の条件は、被災地復興のための長期のプロジェクトをサポートする私のアイデアを十分理解してくれる方です。

できれば、このアイデアが、すばやく広まっていき、必要とするすべての被災地域にそのようなトラックが1台ずついきわたることを願います。政府やNPO団体の域を越えて、この活動は、人々をいち早く元気にします。それが、「独立個人」にみられるすばらしさです。一個人が、みごとな行いができる。一つのアイデアがすべてを変える。どうぞ、このメッセージをより多くの人に伝え広めてください!時間がありません。次の災害が起こる前に。

映画「マトリックス」で、ネブは、救世主を探すモーフィアスの乗り物でした。彼とその仲間たちは、シオン(エルサレムの聖なる丘、人類最後の町)での最後の抵抗において機械と戦っていました。このストーリーは、人類が、けしてコントロールできない自然の力によるとどまることのない大惨事との戦いを象徴しています。

ネブは、この世の最後に直面していると恐れるすべての人たちにとって、希望の象徴となるでしょう。真実以上のものはありません。これが、まさに、私が「リアルエイジ」と言い続けてきたことの始まりです。もう、政府が私たちを面倒みてくれるのではなく、お互いに仲良くし合わなければなりません。
一人一人が、自分の領域―心の領域―の王であり女王なのです。そして、その心を共有し合おうではないですか!



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Posted by エハン at 11:15 │Book of Hope