2015年01月15日
トマス・マートンの言葉

この男の著作は僕にとっての「精神性について」のトップ3に入ります。彼についての言葉を見つけましたので引用します:
「マートンとしては、典礼の祈りを儀礼として退けるのではなく、黙想の祈りに共有する心の祈りの本質から現代的な、結果的にカトリシズムではあろうが、より現代的な宗教的な精神性に導きたいとしたのだろう。
このことは彼が、仏教やイスラム教と実質的にまた深い精神的に交流をもったこととも関係しているが、本書は再びマートン自身の原点に戻ろうとする、ある情熱が感じられる。そこは、十字架のヨハネの「暗夜」の考察とあいまって、マートン自身の深い苦悩も垣間見られ、また深い考察でありながら、ある種の途上感として残されている。」
Posted by エハン at 18:02
│マートンの世界