2007年01月14日

アル・ゴア氏の東京イベント

昨日のブログはビデオ配信の問題によって(要領オーバ)
2回アップしてみた内容が見れなかった
ので再編集するためにそれを取り消した。失礼しました。
アル・ゴア氏の東京イベント


アル・ゴア氏の東京イベント

12日に東京の森タワー49階にてアル・ゴア氏に会って来た。
来週から上映する「不都合な真実」に関連するとても印象的な
お話だった。講演の内容はもちろん温暖化や異常気象だったのだが
大体の話はもうすでに彼の著作とその映画で認識ができた。
行く目的はその人物とのコミュニケーションをすることだった。

あれだけの政治活動の経験者はやはり講演は上手だ。分かりやすい
英語は同時通訳で皆さんに伝わっただろうと思うが本当に彼の
心にはこの問題を解決するための動機があると感じた。つまり単なる
政治力を増していくための素材だけではないとわかった。確かに
環境問題を提唱する政治家はやまほどあるが、ここまで演説を
数十年間にやり続けるものですか?ゴア氏は政治家として、副大統領
として当然色々な間違えや矛盾の話があることは当たり前だ。
人間だもの。しかし人類の危機である温暖化や異常気象について
これだけの影響力でもって動いているひとは他にどこにいる?

皆さんのご存知のように温暖化説に僕は100%同意しないが
ゴア氏のスライド・ショーをみればだれもがショックを受け、そして
意識に変化は始まるだろうと思う。それが僕の目的でもあり、
僕は影響力の少ない人間でありながら彼のミッションをサポートしたい
と思って参加させていただいた。彼に、僕の今月にも放送される
番組「地球の激変シナリオ」の中で彼の映画の予告編を入れたこと
について伝えた時に、番組のCDを渡した。僅かなサポートだが彼を
応援したいと思う。

立食のレセプションで国連大学のカナダ人にも会って、彼は温暖化に関係する
CO2削減条約を実際に作る人間だ。興味深いお話を聞かせていただいた。
昔の大相撲の大フアンだった僕にもう一人の面白いゲストに再会した。
武蔵丸は英語で僕にこう言った「The last time I saw you, you were wearing a skirt!]前回の出会いにてキルトを履いたので彼は冗談でそれはスカートだと言うことだ。

とにかくゴア氏は悪口もされながら、よく頑張っている人間だ。ぜひブログの皆さん
にも彼のサポートをしてもらいたいと希望します。

ゴア氏のホームページはここにある


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Posted by エハン at 10:35 │芸術と意識
この記事へのコメント
最近、フランスのテレビ司会者(であるらしい)Nicolas Hulot という人の噂を耳にしました。彼は菜食家、エコロジストで、家畜産業、特に集中的な家畜産業(牛、豚、鶏を小さなおりの中に一生閉じ込め、太陽の光も浴びることなく殺され、食用肉とされる。)に反対の意を称しており、また環境破壊の原因が家畜産業にあるという意見を語っているとか。

色々な人に聞いてみると、公にではないらしいけれども、これは画期的なことではないでしょうか!今まで肉食というのは欧米人にとって(今や日本人にとっても)聖域であるので、誰も家畜産業と環境問題を結びつける人はいなかった。環境保護団体、グリーンピース、WWFなどメジャーな環境団体、日本にあるほとんどの環境保護団体は、野生動物は保護しても家畜動物については何も語らないし、熱帯雨林の危機に関しても森林伐採に責任を押し付けるだけで(実際には、木は切っただけでは死なない。木株からまた芽が出てきて、森は数年にして蘇る。ひとつの木を、人間の手で死に至らせることは想像を絶するほどに難しい。木の生命力はとてつもなく大きい。とはいブルドーザーでは一息だけど。)熱帯雨林における大規模な家畜産業、家畜の餌のための穀物生産については、ほんの砂粒程度にしか語られない。

しかしながら、家畜産業は地球上の環境破壊の半分以上、あるいはさらに高い比率の責任を負っているだろうと、マイナーな意見は語り続けているけれども、こういったことはもちろん、世界的なタブーである。個人的にもこのテーマはとてもデリケートで、決して人の罪悪感を刺激しないように語っても、ほとんどの人は激怒する。けれども、特に温暖化に関しては家畜産業による森林の消滅と地球上に存在する動物、人間の圧倒的な数の多さが、大きく生態系のバランスを崩し、温暖化に貢献していることは、火を見るよりも明らか。(ちなみに乳牛一匹の為には3ヘクタールの土地が必要らしい。)

そんな中でこの、Nicolas Hulot という人がメジャーな場所で、環境問題と家畜産業の関係について語ったということは、今までかつてなかった、超進歩的な出来事ではないか、と私は少し興奮して期待してしまいます。また少なくないフランス人が彼の意見を支持しているというのがまた驚きです。もちろん動物に対する愛情からではなく、自らの環境的な立場に危険を感じているからかもしれないけれども、まずは一歩からです。

彼は政治化ではないらしいけれども、フランスではとても人気のある人で、政治家に対しても影響力を持っているらしい。
詳しい事情はわからないけれども、ついつい嬉しくなる。

アル・ゴア氏はこの点についてどういう考えを持っているのでしょうか。とはいえ、アメリカで、メジャーな場面で、このテーマが語られるほどには、期は熟していないでしょうね。
それでもアル・ゴア氏が、温暖化の責任が、私たち一人ひとりの生活に、考え方にあると、力強く語っていることに大きな拍手を送りたい。

自分自身の責任と立ち向かう、新しいエネルギーが流れ出しているのかな。
Posted by 夏羽 at 2007年01月15日 19:09
注目すべき人物だと納得した。今朝Nicolas Hulot の検索結果で 約 1,310,000がでた。その一つはWikipediaにあった:

http://fr.wikipedia.org/wiki/Nicolas_Hulot

貴重な情報ありがとう。あなたのフランスからの情報はとても哲学的
だといつも感じる。現在はどこにいるのですか?いつからですか?よかったらシェアして下さい。

今まで誰もが気づいていない環境問題点である集中的な家畜産業
をはっきりと伝えるこの人を応援したいと思います。

さしぶりにフランス語を読んで嬉しくなった。これも感謝すべきだ!

インドで旅をした時代にフランス人の友人がいた。英語のしゃべれない
フランス人の多い内の一人だったので、常にお互いの会話がフランス語だった。

j'ai envie de vous rencontrer un jour si c'est possible..
Posted by echan at 2007年01月16日 09:32
Merci pour ton amitié.
Çà m'a fait beaucoup plaisir.

いよいよゲームは白熱してくる。今、罠の量と難度は極限に近づいているかわりに、学びの機会もまた、果てしない。
こんな時代に、違った考えと信条を持つ隣人を理解し、闘争に陥ることなく、お互いの意見を交換できるということは、何よりも最重要ではないかと思います。

また、確かな判断力を身につけるために、植物や動物、昆虫、自然は大きな知恵と力を与えてくれるでしょうね。

さて、フランス、特にピレネー山脈は、今イラクで起こっていることの秘密をとく、鍵を握っているそうです。神々や巨人の足跡がここに多く潜んでいるとか。
私はそんなピレネー山脈のふもとから、少し山の中へ入っていったあたり、midlle of nowhere のヒッピー地帯に住んでおります。ちなみに土地は15ヘクタール位あったりしますが(ほとんど森です)家はぼろく、乾燥トイレです。南向きの斜面で、星空は絶叫。5分くらい登ると、ピレネー山脈が見渡せます。(不動産屋の広告みたいになってきて、やばい・・・。)

この辺は雨が多く森は深い緑で、日本から来た友人たちは信州のようだと言いますが、やっぱり信州のほうが美しいなあ。しかし、このあたりの湖はきれいです。湖の周りに建物がまったくなくて自然の中でひっそりとしています。
私は車を運転しないのでめったに行きませんが、たまに町にある朝市へ行くと、山から下りてきたヒッピーたちがたくさんいます。未だに70年代ヒッピーファッションなんだから!今や過去のヒッピーたちも年をとってきて、2代目が成人しています。やっぱりヒッピーファッションです!!

Un jour, si tu a l'occasion de venir en Europe, passe nous voir avec ta famille.
Vous étés les bienvenus.
Posted by 夏羽 at 2007年01月18日 23:23