2008年02月06日
天使とエッセネ派

昨日の撮影はまずクムラン(地図でKumran)でイスラエル生まれの天才的な
撮影者アムノンさんと行った。彼は名作のイスラエル映画Forgivenessの撮影者で地球巡礼者のスピリットをよく理解できる素敵な男だ。
クムランでは2000年前にエッセネ派の修行する場所がここにあった。

そう、この場所で死海写本が発見された洞窟の周辺は彼らの集落だった。あの
洞窟だけではなく、大勢の洞窟の中に写本を隠した理由はローマ軍の占領する活動
は彼らの領域に接近したからだ。
かれらは厳しい砂漠での修行生活の目的は天使たちの力を借りて神と直接的に
交信することで、それによってまことの神の子になることだった。そのために一番
大事な修行はやはりハートの誠実さだった。つまり真心の精神だ。遊びの
スピリチュアリテイではなく本当に命がけだった。懐かしい、最高の晴天ですごさせて
もらった巡礼だった。天使は実存していることを思うと人間と神の間の架け橋だという風
に理解できるかも知れない。
その後で次の撮影はあの英雄のラスト・スタンドマサダだった。
マサダ要塞
ローマ軍に奴隷化されるか集団自殺をするか?自殺と言うより家族同士、友人同士の
お互いを殺すことだった。自殺をすることはユダヤ教によって禁じられるわけだからローマ軍に
娘や妻がレープされるより死んだほうがいい、いや死んだほうがすばらしいと考える人々の
スピリットに融合した僕が深く考えさせられた。
肉体次元、天使の次元、神の次元の3つの世界を訪れた感覚だった。
先週なら大雪だった。昨日の地元のガイドさんクリステイン曰く「こんな
マサダ見たことがないぐらい最高の天気」だと喜んでくれた。
エルサレムの巡礼者の宿にいる。経営者はパレスチナ人だから地図には
「イスラエル」ではなくPalestineと書いてある。なるほどね。二日前にこの南
の町で自爆が」あった。数十人は大ケガをした。一人が死亡。紛争が終わらない。
生と死の巡礼をするのは我々地球人だ。
Posted by エハン at 15:18