2009年07月09日

57th. Birthday Poem

57th. Birthday Poem

魂の集い 


魂の集いに
とび込んできなさい
楽器のように自分を響かせなさい

あなたのなかの
小さな「私」を消して
溢れてくるいのちの流れに身を委ねなさい

そのとき街を歩けば歩くことの
ざわめきのなかにあれば
ざわめきになりきることの歓びがこみあげてくる

今が歓びに塗られると
昨日までのすべてが 明日からのすべてが
歓びに入れかわる

冷たい視線をうけようが
恥さらしと言われようが
情熱を飲み干し 我を忘れなさい

魂と魂の
輪のなかに坐り
両眼を閉じ 心の眼を開き 静かに腕を広げ

飢えた狼の心を解き放ち 
満ちてくる羊飼いの無私の愛を感じたら
抱きしめてもらいなさい

夜になって恋人たちは
求め合わなくてもご馳走に口をつけなくても 
愛しい人の唇を心のなかで味わうことができる

失恋を嘆くこともない
十回でも二十回でも愛する人は
現れるのだから心配することはない

迷いを捨てなさい
恐れが引きよせる思考から抜け出しなさい
着飾っている「私」を脱ぎ捨てるのです

あなたがあなた自身を決めるのです
自分でつくりあげた牢獄のなかに
居つづけるか 出ていくのか 

扉は大きく開いています
思いきって飛び出してきなさい 
広大ないのちの流れの中に身を委ねてみなさい

By Rumi, interpreted by Michiko Jujo and Sanzo Arakami


同じカテゴリー(ルーミーの詩)の記事
ルーミーの偉大さ
ルーミーの偉大さ(2013-04-24 11:00)

Rumi and lovers
Rumi and lovers(2010-01-11 14:58)

Rumi by Deepak and Madonna
Rumi by Deepak and Madonna(2009-10-23 12:01)

Demi Moore Reads Rumi
Demi Moore Reads Rumi(2009-08-21 11:20)

Community of Spirit
Community of Spirit(2009-08-07 09:24)


Posted by エハン at 11:18 │ルーミーの詩