2007年01月24日
からだの古い記憶

昨日、40km以上を歩いて無事に39番札所
「延光寺」に着きました。
いいお天気だった。
10時から山に入り、上り坂で650mまで登って
誰もいなかった。
とても素晴らしい景色の中で、空気は冷たかったが
早く歩いたのであまり感じなかった。
18時ごろに宿に着き、食事を終え、部屋に行こうと
思った瞬間に体がひどく震えだした。
これは初めてではない。
とんでもない寒気がして震えが止まらない。
暖房の部屋に入っても布団に入っても
震え続けたのだ。
これはどういうことなんだろう。
実は、これは古い記憶で、アフリカを
縦断した時のある経験からの「記憶」。
19歳のときにエチオピアの高原にて突然倒れた。
白人の一人もいない村で
たまたまユネスコのクリニックがあったので
連れて行かれた。
「腸チフスです。」と先生に言われた。
その夜に、ある小屋の中で高熱をだして
ひどい震えが続いた。
あのときからはめったには起こらないが
あのときの記憶は体に戻ってくるときもある。
しかし、よく考えてみたら人間の細胞は
常に生まれ変わるにも関わらず、
記憶は消えないようだ。
今の僕の体は、何回も細胞のレベルで
完全に新しくなったが、たとえば
大変疲れたときとか、または他の状況が
あってその震えが戻ってくる。
汗をいっぱい出しながら震え続けるのだ。
1992年にアメリカでディーパック・チョプラ博士の
インタビューを行った。
その内容をAZという日本の雑誌に載せた。
博士は西洋医学の先生だが、アーユル・ヴェーダや
心身医学の豊富な知識を持っている。
彼に聞いた。
「すべての病気は記憶に関係があると思いますか?
たとえば慢性病。
体の細胞が生まれ変わるにも関わらず
同じ慢性病は何十年間も続くのですね。
だから、原因は、肉体ではなく意識だと思います。
先生はどう思われますか。」
チョプラ博士はすぐに答えた。
「そのとおりです。
すべての病気は記憶に基づいています。」
なるほど、納得した。
つまり重い病気をするときに、人間の意識に
そのショックはずっと波動として残る。
夕べの経験と19歳の経験は、時間の流れに関係なく
ずっと残るようだ。
しかし、浄化というプロセスがあり得ると思うから
ひょっとしたらお遍路をすることによって大昔の
「問題」が解決するかもしれない。
今日は、また長い1日になる見込みだ。
できればまた40km進みたいと意図している。
おかげさまで雨が止んだ。では。
Posted by エハン at 09:18
│お遍路の日記
この記事へのコメント
エハン様
初めてコメントさせて頂きます。
素敵なメッセージをありがとうございます。
記憶と病気の関係のお話はとても面白いです。
眉間の皺を手術で取っても、無意識の癖を止めないと戻ってしまうように
自分の体験を生み出す(創造する)時、記憶は大きな影響を与えているように私も感じます。
私も浄化はあると思います。その為の生まれ変わりでもありますし。
エハンさんのお遍路が素晴らしい癒しに、そしてわくわくするような輝きに満ちたものになりますように。
良い旅を!
初めてコメントさせて頂きます。
素敵なメッセージをありがとうございます。
記憶と病気の関係のお話はとても面白いです。
眉間の皺を手術で取っても、無意識の癖を止めないと戻ってしまうように
自分の体験を生み出す(創造する)時、記憶は大きな影響を与えているように私も感じます。
私も浄化はあると思います。その為の生まれ変わりでもありますし。
エハンさんのお遍路が素晴らしい癒しに、そしてわくわくするような輝きに満ちたものになりますように。
良い旅を!
Posted by ロペ at 2007年01月25日 00:55