2007年02月28日

お遍路 パート8

影
朝7時ごろ、山の後ろから光線があたった瞬間


昨日、鉄の馬に乗って兵庫の三田から
今回の出発点である内海という愛媛県の港町に向かった。

なんと距離は440kmだから6時間以上バイクに乗りっぱなしだった。
雨もあったが大したことはなかった。

宿に泊まって、テレビでタイタニックの監督であるジェームス・キャメロンの
最新映画「イエスの墓」についてやっていた。

キャメロンいわく、エルサレムで発見されたお墓に
イエス.マリア.ヨセフの3人の名前が刻まれていたという。

つまり、このお墓はマグダレナのマリアとイエスキリストの骨が入っているお墓だと
キャメロン氏と彼の考古学者チームは主張している。

しかし、エルサレムの他の学者達は、
「名前としては2000年前にめずらしい名前ではないので、これはキリストの墓だと言えません」
という。

しかし、ダヴィンチコードの次のキリストの情報を公開する映画として
すごく注目されるだろう。


たまたま僕が夕べ、民宿で読んだ本は、マグダレナのマリアの福音書だった。
この文献は、10数ページしかないが、本物の福音書として認められている。

それは、マリアもイエスも人々に本当の人間のキリスト意識についての内容だ。
決してイエスやマリアは、神様扱いではなく、人々の良きお兄ちゃんお姉ちゃんと言う感じだ。

これは、グノシス教の教えだ。
しいて言えば、キリスト意識は、皆の心に眠っている。


山の中
今朝は山の中のお遍路だった。


今日の目的地は、第41番札所「龍光寺」で
出発点からは、約40kmだ。

幸いに天気が良くて、しかし風がとても強くて少しひんやりだ。

先ほど、歩きお遍路をする男に会った。
彼は、逆周りをしている。そして、野宿をやっている。

話を聞くと、彼は4回目だと言った。
つまり、1400km、88ヶ所のお遍路の4回目だと言うこと。

「いつまで続くんですか?」と聞いたら
「何かが見つかるまで続く」と答えた。

年齢は、僕くらいだと思う。
不思議な人はいっぱいいるのだ。

  


Posted by エハン at 11:41お遍路の日記