2007年11月02日
電気けいれん療法

鬱病は世界的に深刻な問題になりつつあるが、電気痙攣療法で有望な治す方法があること
について今朝、勉強の時間に分かった。
TEDと言う世界ーの講演会場で紹介されている内容は
各分野での先駆者たちの発表や問題解決法だ。今朝の聞いた演説は大変有名な外科医
Sherwin Nuland シャーウィン・ヌーランド博士だった。最近は
彼の死についての本はベストセラーになったことは何回もあった。
こう云う人を見ると多分皆さんの中では「あのようなう人は幸せだね!成功もしたし、一流の大
学を出たからでしょうし、ユダヤ人だし、そしてやっぱりお医者さんだからうまくいったでしょうね・・」
と思い込んでいるであろう。
この人の今朝聞いたスピーチで、前半は電気けいれん療法の歴史についてだった。
昔の人間は鬱病は悪魔によって現れる病気だと思ってその悪魔を出さすのに体を
震わすようにすればよいと考えたそうだ。だからありとあらゆる方法で、薬草も含めて
そのやり方を追求した。
1930年代に初めての電気けいれん療法の実験が出来た。電圧の低い電気を精神分裂
で悩まされた男に流した。何年も一人ことしか言わない男はその治療を受けた直後に
「お前たちの野郎!俺になにをする気!」と怒って、数年ぶりにまともなお話だったらしい。
その時代からは注目された治療法でありながら僕も含めて「怪しい」治療ではないかと
思われてきた。しかしこの先生の講演の中心になると突然話がかわる!自分の話になる。
誰にも言ったことのないことを世界的なステージで暴露する。
30歳の時に大成功している医者として結婚状態は最悪だったと・・
どんどん鬱病は進展して、朝11時までにベッドから出られないほど・・
だから手術はわざと午後からにすると・
混乱、被害妄想、数字にこだわる、脳みそはパニック状態、ずっと・
入院されたがアメリカ一の精神科医の意見では「助からないレベルの鬱病」だと・
ある若いドクターが言う「電気けいれん療法」をやってみましょう!
20回で完全に元に戻った実話をこの会場でシャーウィン・ヌーランド博士が
伝えた。
「どんなに望みがないと言われても人間は復活できるもんだ!」
こう云う素晴らしい人間を増やしたいね。