2008年03月13日
手術中に大笑い!
貴重な経験だった。日本の病院に入院したことがないので初体験として
大変な感銘を受けた。それは「人間」だった。正直言って、以前はかなり病院の
あり方についてあまり積極的ではなかった。しかし実際にその世界に入ると第一の
気づきは「ここで働いている人間は真似できないほど社会に大きな貢献をしている」と
のことだった。サービス抜群だった。(鎮痛剤はまったく効かないことだけを除いて!)
この下の映像は手術前だったので、ある程度の動きができた。今は硬いギッブスをはめている
ため当分の間、静かにしないといけない。以前の手首骨折で我慢ができなくてのこぎりでギッブス
を切って、捨てたあとで再骨折をした記憶があるから二度とやらないつもり!
ではエハンのオペレーションについて話しましょう。
手術室に入る瞬間に「宇宙船のコントロール・ルーム」に等しい空間で、専用服を
着用している先生二人にナース3人。大歓迎だった。すばらしいチームだとすぐわかった。
映画で「宇宙人に拉致された」ことを思いださす、中心にある台に移動・・
ぼくの裸の背中を丸めて、先生が上手に麻酔薬を腰に一発・・
尿道に管・・それがずっと退院までのお友達って感じ・・
下向けになって「下半身さよなら」・・
歯医者さんの場合は麻酔が僕に効かないときもあるので、先生は外国人の体質の違いが
よく理解したから徹底的に感覚の鈍さをチェックした。
「手術始めるよ」と言われた時の答えは単純だ:「お願いします」と言う・・
音楽を流しながらリラクスした雰囲気で二人の外科医と3人の看護婦さんは
常にこの肉体の血圧、心拍数や体温をチェックしながらアキレス腱の周囲を
切って2種類の糸で完全に断裂した筋を縫う。
縫ってる最中にかわいナースと会話をしながら彼女の後ろにあった引き出しに
ついた漢字を読むと・・・
「人口鼻」と書いてあった。
「すごい手術もあるだろうね」と思ってその引き出しの内容を想像するだけでおかしく
なって大笑いをしだした。だって人口鼻いっぱいの引き出しはイメージとしておかしくない?
笑いは伝染したようにかなり珍しい手術になったと思う。今まで何人がいたのかね?切られながら
笑うと言う発想は、今からの医学会で検討すべきだと思う。直りが早いことは手術の最中から
スタートするのではないか?
看護婦さんはみんな大好きだった。笑顔で親切で本当に毎日に大変な仕事をしているにも
かかわらずやさしい、素敵な日本人女性に感謝!
あれから5時間下半身が戻ってきたら「痛み」の世界にシフトした。それまでにまったく感じない
下半身を意識すると「常にこのようなj状態に制限されている人間がいる」・・と思ったら、自分の
ちっぽけな問題の相対性に気づかされた。以前の講演で「蝶々とダイビング・ベル」のストーリを説明した。フランスのファッション雑誌の
編集長が脳卒中で全身麻痺になるのだが、瞼だけを動かすことによってモース・コードを使って
死ぬまでにとんでもない本を「書く」実話に基づいた。その脚本の映画をぜひ見たい・・
世界中の何百万の人間は今日「痛み」や「麻痺」の世界に閉じこまれている。
彼らを援助する人間は英語で「caregiver」と言うのだが日本人のケアーギバーは本当に
感謝すべきだ。そのことを毎日やり続けることがどう恩返しするかは我々全員の課題ではないで
あろうか?
三田中央病院のこのへんな外人の肉体を修理してくれた、親切にしてくれた皆さん心から
お礼を申し上げます!また会ましょうね!
大変な感銘を受けた。それは「人間」だった。正直言って、以前はかなり病院の
あり方についてあまり積極的ではなかった。しかし実際にその世界に入ると第一の
気づきは「ここで働いている人間は真似できないほど社会に大きな貢献をしている」と
のことだった。サービス抜群だった。(鎮痛剤はまったく効かないことだけを除いて!)
この下の映像は手術前だったので、ある程度の動きができた。今は硬いギッブスをはめている
ため当分の間、静かにしないといけない。以前の手首骨折で我慢ができなくてのこぎりでギッブス
を切って、捨てたあとで再骨折をした記憶があるから二度とやらないつもり!
ではエハンのオペレーションについて話しましょう。
手術室に入る瞬間に「宇宙船のコントロール・ルーム」に等しい空間で、専用服を
着用している先生二人にナース3人。大歓迎だった。すばらしいチームだとすぐわかった。
映画で「宇宙人に拉致された」ことを思いださす、中心にある台に移動・・
ぼくの裸の背中を丸めて、先生が上手に麻酔薬を腰に一発・・
尿道に管・・それがずっと退院までのお友達って感じ・・
下向けになって「下半身さよなら」・・
歯医者さんの場合は麻酔が僕に効かないときもあるので、先生は外国人の体質の違いが
よく理解したから徹底的に感覚の鈍さをチェックした。
「手術始めるよ」と言われた時の答えは単純だ:「お願いします」と言う・・
音楽を流しながらリラクスした雰囲気で二人の外科医と3人の看護婦さんは
常にこの肉体の血圧、心拍数や体温をチェックしながらアキレス腱の周囲を
切って2種類の糸で完全に断裂した筋を縫う。
縫ってる最中にかわいナースと会話をしながら彼女の後ろにあった引き出しに
ついた漢字を読むと・・・
「人口鼻」と書いてあった。
「すごい手術もあるだろうね」と思ってその引き出しの内容を想像するだけでおかしく
なって大笑いをしだした。だって人口鼻いっぱいの引き出しはイメージとしておかしくない?
笑いは伝染したようにかなり珍しい手術になったと思う。今まで何人がいたのかね?切られながら
笑うと言う発想は、今からの医学会で検討すべきだと思う。直りが早いことは手術の最中から
スタートするのではないか?
看護婦さんはみんな大好きだった。笑顔で親切で本当に毎日に大変な仕事をしているにも
かかわらずやさしい、素敵な日本人女性に感謝!
あれから5時間下半身が戻ってきたら「痛み」の世界にシフトした。それまでにまったく感じない
下半身を意識すると「常にこのようなj状態に制限されている人間がいる」・・と思ったら、自分の
ちっぽけな問題の相対性に気づかされた。以前の講演で「蝶々とダイビング・ベル」のストーリを説明した。フランスのファッション雑誌の
編集長が脳卒中で全身麻痺になるのだが、瞼だけを動かすことによってモース・コードを使って
死ぬまでにとんでもない本を「書く」実話に基づいた。その脚本の映画をぜひ見たい・・
世界中の何百万の人間は今日「痛み」や「麻痺」の世界に閉じこまれている。
彼らを援助する人間は英語で「caregiver」と言うのだが日本人のケアーギバーは本当に
感謝すべきだ。そのことを毎日やり続けることがどう恩返しするかは我々全員の課題ではないで
あろうか?
三田中央病院のこのへんな外人の肉体を修理してくれた、親切にしてくれた皆さん心から
お礼を申し上げます!また会ましょうね!