2007年10月27日
死神と平和
今朝の乗り物はこれ
空港からのリポートで、ここバンクーバーとのご縁は実に長い。
60回以上、この太平洋を渡った経験があるのでこの関係は古い。
今、Fairmont HotelのPresident's Clubの施設を使って、水上飛行機
で到着した直後だ。姉の住まいはペンダー・アイランドだからここから約
15分で飛んで行ける。
昨日の午後にあの島に着いた前に、最高のいいお天気でネルソンから出れる「許可」
を得た。と云うのはあの空港にレーダーがないため、雲が低い時に操縦士の目で滑走路
を確かめられないと着陸できない。とすると次の離陸のための飛行機は来ない。
だからネルソンに残らなければいけない。季節としては今から春まで50・50ぐらいかな。
TRVの残った2人の参加者とともにあのフライトに乗れた。晴天。年中に雪にかぶった
ワシントン州のMount Bakerが見えた。
ペンダー島に着くと姉から聞いた:「主人は6キロ痩せた。医者は”何も出来ない”と
言った。ガンは肝臓、肺臓、リンパ腺に転移した。時間があまりない。」
Hi George!と挨拶した時にかなり顔色が悪く、声が弱い。”今日は満月だから特別な日だね。”
とお互いに認識した。珍しいことで空には雲がないから満月はとても美しい。三人で話をして
(ジョージはあまり喋らないタイプだけど非常によく人の話を聞く)音楽を聞いた後姉のヒーリング
ルームに僕と彼女二人だけで移動した。ジョージはお休み。
満月のお祈りの儀式を始めた。日本からソニアの進める液体ゼオライトと云う、体にある汚染物
を浄化する働きがある三本のビンを姉に渡したから直ちにジョージのドリンクにてんてんと数滴を入れた。薬もよく飲むジョージの体の中に重金属、ケミカルなどは蓄積されたであろう・・
ジョージのために祈った。母のために祈った。大天使ガブリエルを呼ぶ。姉のサポートを頼む。
祈りははっきりしないといけない。誰に祈るか。なぜか?やってほしいことは何だ?
Peace and wholeness for George!
Wholeと云う英語のもとはHeal, Holyの語源にもなる。つまり「一つ」になれば癒させる。
そして平和になる。逆に完全な平和になると「一つ」「全体」になる。死ぬならば「一つ」
として、その旅を歩み始める・・
祈りに「よくなるように」を言わない。肉体はガンだらけ。難しい。消えるかも知れないが
死ぬ可能性が高いであろう。それを認めるが「全体になるように、完全たる平和になるように」
では、目的はスピリチュアルな変化・・先ずは。
今朝の早いフライトのためまだ満月は空に見える時間に起きたら驚き!
いつも11時まで、ベッドに残る、殆ど食べないで毎日瞑想状態の76歳ジョージは
起きていた!顔色も全然違う。昨日は本当に死人のような灰色だったが今朝ピンク!
姉は「奇跡だ!」と云ってとても喜んだ。
この写真で僕はCowichan Sweaterを着ているのはジョージがくれたからだ。
これは先住民の手つくりカウィチャン・セータで防水、暴風の重いものだ。
ジョージに僕の愛するレサー・ジャケットをさしあげたのは当たり前だ。喜んで
彼はそれを着ると言って、パブに行くと・・とにかく異常に元気になった!
「奇跡でしょう!」と姉が言う。
しかしなんともないごく自然のことであろう。
ジョージは治ったと絶対に言えないがジョージが変わった・・今日に・・
それでいいのだ。今日しかないのだ。それが人生ではないでしょうか?
”I'll be seeing you again George”と彼に云って、真剣にそう思うからだ。
肉体が滅びても「また会う」と言う感覚は僕に強く働いているから間違えがない。
「顎はずれの道の始まりである死よ!今日も素晴らしい地球での日だ。死よ!ありがとう!」