2006年09月07日
ちょっとした気づき
奈良の田舎に懐かしい車
60年代の後半からミニカーはイギリスでは非常にヒットしました。
僕も当然70年代に乗りました。とてもすぐれたカーブでのハンドリング
と大きな都会での駐車のしやすさもあった。再び日本でこれだけヒットする
ことは誰が5年前に想像が出来たでしょうか?だって「軽自動車」と云う
現象は多分、日本に限ってのことで、ミニなんかいらないじゃないの・・と思う
人は多いだろう。安くない車です。しかしこれだけ日本の田舎に特別な
専門のお店があることは不思議でしょうがない。
ちょうどこの写真を撮った20分ぐらいあとでまったく普通と思われる
ことに対して僕に大きな気づきがあった。それは「日本人」の常識的な
ことだと思いますが僕にとっての「奇跡」でした。
かなりのラッシュ時間最中に赤信号で停まっていた時の話です。
僕の前にちょっと古い、仕事で使うようなバンが停まっていて、そして前横に
大きなトラックのタイヤに長い、細い木の枝が巻きかまれていることに
気がついた。すると前の車からオッチャンが出て来てとなりのトラックの
運転手にその状態について伝えた。すると信号が赤からグリーン・・
急いでトラックの運転手はタイヤに巻き込まれた木の枝を取り出して
歩道に持っていくが・・・戸惑う瞬間!皆さんの歩いている歩道に3メ-タ以上
長い木の枝をポン捨てをするわけには行かないでしょう!迷惑だからです。
しかし信号が変わった!他の車は前進できない!時間がない!
ただちに僕の前の車のオッチャンはとなりのトラックの運転手の手から
細長い木の枝をとって、自分のバンの後ろに掘り込んで、二人とも
急いで車に乗り出して、前進!もう2度と会わないお互いに知らない二人の
ご縁の瞬間を目撃した自分は感動した。
当たり前のことなんだけれども日本外生命体としてそれを見ると何と親切な
民族だなあ・・と思った。外国では先ず多分こうなるでしょう:
・歩道で捨てたでしょう・・誰かが片付けてくれるでしょう。それは自分の責任じゃない・・
だって被害者でしょう!そして前進できない皆さんに迷惑をかける意識がないでしょう・・
だって被害者ですもの!木の枝は勝手にタイヤに巻き込んだ!
でも日本人は違う。お互いに困った時に当然ながら知らない人にでも助けてあげましょうと
云う誠心があります。これは日本人の本当の財産ではないでしょうか?